メキシコ年金制度の仕組み(AFORE)

日本人駐在員が知っておくべきAFORE制度とは

メキシコで働いていると、給与明細に

  • IMSS
  • AFORE
  • INFONAVIT

といった項目が表示されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

特に日本人駐在員の方からよくいただく質問が

「AFOREとは何ですか?」
「日本に帰国するとどうなるのですか?」

というものです。

この記事では、メキシコの年金制度の基本的な仕組みを解説します。

メキシコの年金制度の基本構造

メキシコでは、日本のような国民年金・厚生年金という仕組みではなく、
個人ごとの積立方式の年金制度が採用されています。

この制度は

SAR(Sistema de Ahorro para el Retiro)と呼ばれ、退職後の資金を積み立てるための制度です。

制度の監督は
Comisión Nacional del Sistema de Ahorro para el Retiro(CONSAR)が行っています。

この制度の中で実際に年金資金を管理しているのが AFORE です。

AFOREとは何か

AFOREとは

Administradora de Fondos para el Retiro

の略で、簡単に言うと

退職資金を管理する金融機関(年金口座管理会社) です。

日本の制度に例えると

  • 確定拠出年金の運用会社
  • 年金口座の管理会社

のような役割です。

メキシコでは従業員が働くと、自動的にこのAFORE口座に年金資金が積み立てられます。

代表的なAFORE会社には次のようなものがあります。

  • Afore SURA
  • Profuturo
  • XXI Banorte
  • Invercap

年金は誰が積み立てているのか

メキシコの年金積立は

3者によって行われます

支払者内容
従業員給与の約1%程度
会社約5〜13%
政府補助金

会社 + 従業員 + 政府

AFORE口座

退職時に受け取る

という仕組みです。

INFONAVITとの違い

給与明細でよく混同されるものに

INFONAVIT があります。

INFONAVITは住宅購入のための積立基金であり、年金とは別制度です。

正式名称は
Instituto del Fondo Nacional de la Vivienda para los Trabajadoresです。

会社は給与の 約5% をこの基金に積み立てます。(INFONAVIT法第29条より)

つまり給与からは

  • 年金(AFORE)
  • 住宅基金(INFONAVIT)

の2つが積み立てられていることになります。

日本人駐在員にもAFOREは作られる

メキシコで社会保険(IMSS)に加入している場合、
外国人であってもAFORE口座は作られます。

しかし日本人駐在員の場合

  • 滞在期間が短い
  • 制度を知らない
  • AFORE口座を確認していない

というケースが多く、実際には積み立てられている資金を把握していないことも少なくありません。

帰国するとAFOREはどうなるのか

メキシコの年金制度は基本的に

メキシコ国内での退職を前提

としています。

そのため日本人駐在員が

  • 日本へ帰国する
  • メキシコで働かなくなる

場合でも、AFORE口座に積み立てられた資金がそのまま残ることがあります。

条件を満たす場合、
この資金を払い戻す手続き(還付)を行うことが可能です。

日本人駐在員のAFORE返金サポート

日本人駐在員の場合、帰国後にAFORE資金を引き出せる可能性があります。
詳しくは AFORE還付サポートサービスをご覧ください。

サポート内容

  • AFORE口座の確認
  • 年金残高の確認
  • 必要書類の案内
  • 還付手続きのサポート

まとめ

メキシコでは

  • 年金積立制度(SAR)
  • 年金口座管理会社(AFORE)
  • 住宅基金(INFONAVIT)

という仕組みで退職資金が管理されています。

多くの日本人駐在員は、知らないうちにAFORE口座に資金が積み立てられている可能性があります。

帰国予定の方は、一度AFORE残高を確認することをおすすめします。

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